イスタンブールはヨーロッパ大陸とアジア大陸にまたがって形成され、ヨーロッパとアジアの文化が混じり合う都市として長年発展を続けてきた。
トルコ人にどちら側の人間か?と聞くと僕の経験上ではほぼ100パーセントヨーロッパと答える。ただしヨーロッパ人にはトルコはアジアだと言われる。
そんな大陸をちょうど股にかける都市、イスタンブールの基礎情報を観光前に確認しておきましょう。
目次
イスタンブールの気候
トルコというとアラブ圏・中東というイメージもかなり強いので暑いイメージがあるが実は東京と同じくらいの気温で冬には雪も積もる。
緯度に関しては東北と同じくらい。6月に観光した時は夜はシャツを羽織るかスエットを着ても良いくらいだった。
2018年6月のイスタンブール旅行ブログはこちら
平均気温グラフ
東京との比較グラフを作成してみたがやはり東京よりも少し寒いのが印象的。真夏でも日中は羽織るものがあっても良い。
3つの地域区分
イスタンブール観光にあたって把握しておくべき地理区分は3つ。
- 旧市街
- 新市街
- アジア側
ボスフォラス海峡を境にして左側がヨーロッパ大陸、右側がアジア大陸となる。2つの大陸風景を楽しむことができるボスフォラス海峡ツアーが人気。
ヨーロッパ側も金角湾で分かれて上が新市街、下が旧市街となっている。観光の9割は下の旧市街に集まっているので旧市街側にホテルを取っておけば移動はしやすくなる。
新市街は近代的なトルコの発展した街並みが広がり、アジア側は観光客が少ないためローカルなお店やショップが多い。
旧市街
かつて東ローマ帝国支配下時代、コンスタンティノープル城壁に囲まれていた半島部分を旧市街と呼ぶ。中心地から少し西側に移動すると今でもかつての城壁部分を見ることが出来る。
イスタンブール観光の時間が十分に取れない場合は旧市街のみを観光するだけで十分に楽しめる。観光の拠点になる地域はスルタナーメット地区。
スルタネーメット地区
観光定番スポットであるブルーモスク・アヤソフィア博物館・トプカプ宮殿・地下宮殿が集まるのがスルタナーメット地区。
この一角がイスタンブール歴史地区としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。
スルタナーメット地区中心としてイスタンブール定番観光モデルコースはこちら
その他の旧市街観光はトラムで
アヤソフィアを起点にトラムで西に行けばグランドバザールがあるベヤズット地区などがある。
アヤソフィアを起点にトラムで北に行けばエミノニュ桟橋やエジプシャンバザール・ガラタ橋。ガラタ橋を渡ると新市街に抜ける。
旧市街のホテル
旧市街の東側にホテルは集中している。
経済的なホテルは旧市街でも南の方にある傾向、やはりスルタナーメット地区にホテルを取るのが観光には一番便利。
旧市街のおすすめホテルをまとめました。
僕たちはアヤソフィアから徒歩3分くらいのホテルを取りましたがとても便利だった。
旧市街の観光スポットを総まとめした記事はこちらから
新市街
旧市街からの行き方はガラタ橋を使うのが一番良い。徒歩でも渡れるし、トラムでも渡りカラキョイ地区に入る。
新市街の中心はタクシム広場、タクシーを利用する場合はタクシム広場と伝えれば良い。
タクシム広場から南に1km続くのがショッピングに最適なイスティクラル通り。イスティクラル通りはトルコ1繁華街。
タクシム広場、イスティクラル通りを南に下るとガラタ塔にたどり着く。
新市街のホテル
タクシム広場から北側にランクの高いホテルが多く集まっている。
しかし、限られた観光日数しかない場合は立地的には不便なのであまりお勧めはしない。
新市街のホテル情報をまとめました
アジア側
ヨーロッパ側からアジア側には3つの橋がかかっている。しかし観光ルートからは外れ不便なため連絡船を利用した方が便利。
ヨーロッパ側からアジア側に移動する連絡線はガラタ橋付近にあるエミノニュかカラキョイから船は出ている。
イスタンブール観光の定番コースにアジア側が載っていないことが多く、時間がない場合スキップされることが多い。
アジア側でホテルを取る人は観光客の場合はまずもっていない。移動がかなり不便になる。
イスタンブールの治安について
イスタンブールに実際に行ってみた感想とネットの情報などをまとめたページはこちら
東京・大阪発着のイスタンブール航空券料金のまとめ