トルコ絨毯の特徴は他の国で作られている絨毯よりもしっかりとした製品になっている。
というのも、絨毯のフサフサ部分を作るために裏で編み込む際に結び目を作るのですが、その結び目がトルコ絨毯はダブルノットで作られている。他の国はシングルノットが多い。
ネクタイをする人にはわかりやすいかもしれないが、結び目が二重となるので解けにくく頑丈になる。よって長期間の使用でも傷みにくいのがトルコ絨毯だ。
ではトルコで絨毯や敷物を購入するにあたり出てくる3つのタイプをまとめていきたい。
トルコで買える3つのタイプの絨毯
シルク絨毯
シルク絨毯の特徴は肌触りが滑らかなこと、高価なことが挙げられる。
イスタンブールから東へ100kmほど離れたヘレケという街のシルク絨毯がトルコでは最高級品の呼び声が高い。
1㎠あたり100の結び目がある。
シルク製品が高い理由は素材の値段と思われがちだか、それ以上にシルクは糸が細いため面積あたりに結ぶ回数がウールと比べて多くなる。よって工賃の部分もシルク製品が高くなる大きな要因となる。
シルク製品のデザインはペルシア風雨の草花があしらわれたものが多い。
ウール絨毯
今ではこのウール素材で作られた絨毯が一般的で値段も手頃。シルクよりも頑丈で水にも強く実用的。
ウールの絨毯も使い込んでいくと味が出てくる。
ウール製品のデザインは幾何学模様が多い。
キリム
キリムは絨毯とは少し異なる。
絨毯のようにパイルを持たず、平織りなので厚みはなくマットや敷物に活用されている。
絨毯はハンドキャリーで持ち帰ることはまず不可能だが、キリムの場合はハンドキャリーでも持ち帰れる商品が多数ある。
また、キリムを用いた商品は敷物の他にクッションカバーやクラッチバッグなどがお土産やさんでよく見かける。
では店頭でどのようにいい商品を見分けるかを紹介しましょう。
トルコの絨毯・ラグの選び方
まず一般の人がすぐに目利きが出来るようにはなりません。プロと素人の交渉となってしまうので一軒だけにこだわらず、数をあたり相場観を身につけることが大事。
素材チェック
自分が欲しい素材と他の素材を実際に触ってチェックしましょう。代表的な素材はシルク・ウール・化学繊維があり、配合なども見ておきたい。
ウールの場合はなるべく柔らかめのものが一般的に好まれる。化学繊維の場合は値段は安いが、熱に弱くて汚れも落ちづらいといった欠点がある。
染め剤チェック
天然の草木染めと化学染料を手にとって比較してみる。
染め剤はシルクを含めてほとんどの製品が化学染料となっていて草木染めの場合は値段もぐんと上がる。
草木染めは色褪せにくいといった性質がある。
値段交渉
この値段の相場が素人には全くわからないグレーゾーンとなっている。ほとんどのお店ではプライスボードがないため店主との交渉となってしまう。
その際丸め込まれないようにたくさんの商品を見てたくさん交渉してから購入することをお勧めします。
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