トルコ

イスタンブール旧市街の観光の仕方をエリア別に紹介

旧市街の歴史地区は街ごと世界遺産に登録されています。

旧市街の見所は全て徒歩圏内に集中しているので細かく見る必要がない場合は1日でも十分にイスタンブールの雰囲気を感じることができます。

このページではその旧市街エリアをさらに4つのエリアに分割し、観光スポットをまとめました。




スルタナーメットエリア

ブルーモスク・アヤソフィア・トプカプ宮殿が集まるエリアを【スルタナーメットエリア】と呼びます。トラムでスルタナーメットの駅で降りると良い。

宗教施設が多いため休館日や宗教行事を頭に入れて観光することをおすすめします。

海辺付近は意外と坂道多く、特にご年配の方は体調を見ながら観光しましょう。

ブルーモスク(スルタン・アフメット1世ジャミイ)

アヤソフィア博物館の隣にあるのがブルーモスク。1616年から利用されているこの宗教施設はイスタンブールの歴史を語る上で外せない重要なスポットとなっています。

ブルーモスクは観光名所となった今でもムスリムによる参拝が行われているので観光客の私たちも実際のお祈りがどのように行われているのかを垣間見ることができます。

エントランスにあるステンドグラスは寄付によって管理されていて、ブルーモスクが青く見える一つの要因に。

モザイク博物館

 

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ブルーモスクの東側、小さなバザール【アラスタ・バザール】の近くに入口があります。

かつてブルーモスクがあった場所はビザンティン初期の宮殿があり、回廊にはモザイク画が展示されていました。それが整備されて他のエリアからの貴重なモザイク画などが集められ、今では博物館として公開されています。

特にモザイク画といえば宗教画がイメージされやすいのですが、ここにある初期の作品は神話や狩猟など生活に近い作品が多く展示されています。

ローマ競技場(ヒポドローム)

 

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3世紀初頭に建造された競技場跡がこの【ヒポロドーム】。3万人以上が収容できて戦馬車などによるレースなどが開催されていました。

処刑場としても活用され、権力には向かった人間はここで処刑されています。

ソクルル・パシャ・ジャミィ

 

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1572年のオスマン帝国の有名建築家スィナンによる建築。4つのジャミィをスィナンがソクルル・パシャのために建てたうちの一つでもあります。

周囲の建物が少し邪魔で全体図を捉えにくいが、内部は派手過ぎない統一性のあるデザインが評価されています。

地下宮殿(イェレバタン地下貯水池)

007の撮影にも使用されたのが地下宮殿イェレバタン地下貯水池。

かつて裁判や商業施設として利用されていたこの場所を東ローマ帝国のユスティニアヌス帝が指示し、貯水池として再利用されました。

336本もの柱の雰囲気が宮殿を感じさせるため、地下宮殿と呼ばれていますが実際には貯水池。

アヤソフィア聖堂(アヤソフィア博物館)

かつてはキリスト教会、モスク、そして今は博物館として活用されています。この建物はオスマン帝国が東ローマ帝国・コンスタンティノープルを攻略したシンボルでもあるのです。

532年から537年に建造され天井には複雑なフレスコ画が施されているのが特徴的。

2階は建物内部を見渡す最高のスポットとなっています。

トプカプ宮殿

 

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イスタンブールの歴史的重要建造物のひとつがこのトプカプ宮殿。

オスマン帝国の政治の中心地として、特に有名なハーレムの間を筆頭にさまざまな機能を持った部屋がありました。

400年掛けて増築を繰り返したためレイアウトに少し違和感がありますが、内装はイスラムの文化や技術が細かく反映されておりトルコ・ロココ建築の傑作とも言われている。

イスタンブール考古学博物館

 

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イスタンブールの観光スポットとしては目立たないこの考古博物館ですが、展示されている物は大変貴重なものばかり。

  • 考古博物館
  • 古代オリエント博物館
  • 陶磁器博物館

の3つのセクションに分かれています。




ベヤズット方面

アヤソフィア広場からトラムを西の方に走らせるとベヤズットエリアがあります。徒歩でもアヤソフィアからなら問題なく行動出来る範囲。

グランドバザール(カパル・チャルシュ)

トルコで買えそうだとイメージするほとんどのものが買えるといっても過言でないのがこのグランドバザール。トルコで一番大きなマーケットプレイスです。

3000以上のショップがこのバザールに出店しているとされており、お土産を購入するにはうってつけ。

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スレイマニエ・ジャミイ

こちらも建築家スィナンによるモスク。世界遺産に認定されています。

詳しくはこちらのページで

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ヴァレンス水道橋

コンスタンティノープルの都市運営のおいて、上水道機能を果たしたのがこのヴァレンス水道橋。

1kmほどの全長で郊外の森からくる上水をスルタナーメットにある地下宮殿・イェレバタン地下貯水池に運ぶ役割を担っていました。

アタトゥルク通りをタクシーで走るとこの水道橋を潜ることが可能。

ファティフ・ジャミイ

 

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コンスタンティノープルを攻略したメフメット2世のためのモスク。そのことからファティフ・ジャミィ(征服のモスク)と呼ばれています。

このモスクに付属され作られた学校はイスタンブールで初めての大学。

現在は地震災害が18世紀にあり、建築し直したものでヨーロッパの技法五億取り入れられています。




エミノニュ・スィルケジ

アヤソフィア広場からベヤズット方面とは逆に北にトラムで登っていくとガラタ橋方面に向かいます。

桟橋が見えればそこがエミノニュ、ガラタ橋の長さは約400m。ここを渡ると新市街に抜けることができる。(徒歩でも可能)

スィルケジは1883年にから運行されていたパリーイスタンブール行きの終点駅でもある。

エジプシャンバザール(ムスル・チャルシュス)

元々はエジプトを中心とする北アフリカからのスパイスなどが豊富に取り扱われていたことからエジプシャン・バザールと呼ばれている。

近くにあるイェニ・ジャミィを運営する目的の集金手段として賃料がワクフ制度となり管理に当てられていた。

ワクフ制度とは

イスラムのお布施に近い制度。エジプシャンバザールの場合は、この賃料の一部がモスクも管理費用として賄われていた。

リュステム・パシャ・ジャミイ

 

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1階が商店、2階がモスクになった珍しいモスク。これはスィナンによるアイデアだそうです。

1階の商店の利益をモスク管理に回す制度がとられていた。

建設の発案者はリュステム・パシャ。スレイマン帝に仕え、大宰相のくらいまで上り詰めた権力者。




城壁周辺

元々旧市街は22kmもの城壁に囲まれていました。そのうち西側の保存状態が良く今でもその様子をむることが可能です。

ただし城壁の近くは物乞いなども多いため夜遅く行くとこはあまりお勧めできません。

テオドシウスの城壁

 

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海側と比べて敵からの攻撃に晒されやすかった西側の城壁をビザンティン皇帝・テオドシウス2世が指示し、再建築する形で建設されたのがテオドシウスの城壁。

城壁は2重になり、結果ペルシア・アラブ・ブルガリア・ロシア軍の攻撃を跳ね返しています。

イェディクレ

 

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陸側城壁のマルマラ海寄りにある要塞。テオドシウス2世の城壁再建築の際、同時に造られました。

壁に7つの塔(イェディクレ)を持つ。オスマン支配下においては牢獄として使用されていたことも。

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