8日間のトルコ旅が終わり次は今回1番のビッグイベントワールドカップ現地観戦の為、ここロシアはエカテリンブルグへやってきました。
実はロシアワールドカップの予選チケット3戦とも抽選に当選し購入していたのですが現地の電車の状況やホテルの高騰により2戦目セネガル戦のみに絞った経緯が。。。
エカテリンブルグという都市の名前を聞いた事がなかったので全く想像もつかなかったのですがいざ来てみると共産圏の無機質で巨大な建物、だだっ広い道路などソヴィエト感を感じる事が大いに出来る街です。
ワールドカップがなければこの街にはほとんど海外から観光客はいないだろうと断言できる街の感じ。もしかして北朝鮮もこんな感じなんかなーとかも。
一方で聞いてみるとモスクワは色んな国から資本の流れがあるのでもっと西側諸国っぽい感じらしいです。
エカテリンブルグの旅行時期:2018年6月23−26日
目次
エカテリンブルグでの目的
当然ワールドカップ日本代表の観戦ですが初のロシア上陸なのでロシアの郷土料理を食べたい!
- ワールドカップ観戦(達成)
- ピロシキ(達成)
- ボルシチ(未達成)
事前準備 エカテリンブルグ
アンタルヤからの移動
トルコ・アンタルヤからの移動はイスタンブールを乗り継ぎに2つのチケットを使い移動しました。
ただし通常の場合はアンタルヤからエカテリンブルグへの直行便が出ていますのでそちらを利用する方が好ましいです。
ワールドカップ時期のホテルは激高
今回はこのエカテリンブルグでのホテル予約の価格面でかなり手こずりました。結果的に安いホテルが見つかり予約したのですがこれもワールドカップの罠でえらく失敗したのでシェアします。
次回カタールワールドカップで予約する方が失敗しないように!!
基本的にエカテリンブルグは普段観光客が大量に押し寄せるような都市ではなく、そんな場所でワールドカップが開かれるとなると当然ホテルの数が限られ通常3000円位のホテルが試合4ヶ月くらい前には3万円オーバーとなっていました。
はじめはエクスペディアで探していましたがほとんどのホテルが売り切れだったのでAirBnbでも探しました。ですが状況は変わらず安くて3万円くらい。
そこから予約が後回しになりようやくホテル探さなあかんなーと本腰を入れたのが1ヶ月前。キャンセルでホテルの相場が下がっているであろうという推測。で見つけたのがこちら。
『アパートメンツ オン ボストチヌイ イエロポリス – 3』という名前で掲載されていた物件でホテルではなくアパートをワールドカップの時だけ貸している様子。お値段なんと1泊3316円。
2日目は5000円位の別のホテルを予約し、3日目は同じ『アパートメンツ オン ボストチヌイ イエロポリス – 3』に予約しました。
結果、、、、どのホテルにも宿泊していません!
無事、詐欺られたのでーす!!1泊目と3泊目ののオーナーぶっ殺してぇ!!!!!こちらの緊迫したロシアホテル詐欺事件、あやうくロシア滞在を野宿させられかけた戦いは後述します。
エカテリンブルグ観光1日目 2018年6月23日
乗り継ぎ値のイスタンブールから約4時間をかけロシア・エカテリンブルグに到着!まず空港に降りてからSIMカードを購入します。
ロシアのSIMカードを購入
普段は恐らく海外からの観光客は少ないので常設されていないと思いますがワールドカップ期間中は空港内にプリペイドSIMカードを販売しているブースがありました。
僕たちは両方SIMフリーiphoneなのでこちらでチャージ。たしか500ルーブルくらいだったかと思います。
スタッフが2名いましたがなぜか嫁のSIMはすぐに開通したのに僕のが出来ずで手こずる。。。30分くらいかかってSIMを別の物に替えてやっと開通しました。
その間かなり会話を頑張ったのですがこちらのスタッフ英語が全くダメだったのでグーグル翻訳音声機能で会話。これが結構使えて後のロシアでも大活躍しました。ってかエカテリンブルグはほとんど英語が通じません!
そのブースの横にはボランティアのお姉ちゃんもいて写真を。
SIMカードをゲットした我々はとりあえずアーリーチェックインが出来れば御の字だったので中心地に向かいました。
FAN IDを持っていれば無料の空港シャトルバス
ロシアワールドカップではチケットを購入した後にノービザで入国する為、FAN IDを取得する必要があるのですがこのFAN IDを持っているだけで条件はありますがバスや電車等を無料で利用する事が出来ます。
そのFAN IDを持っていると空港から市内へ移動できる緑のシャトルバスが無料で利用できます。こちらでホテルの近くまで行く事に。
早めにチェックインしたかったのでバスの車内でホテルに電話するも繋がらずエクスペディアを通じてチェックインできるかメールをしました。が、なんとホテルのオーナーから衝撃のメール内容『君予約していないよ』
アパートのオーナーとワッツアップでバトル
向こうの言い分としてはあなたの予約はシステムのトラブルで予約されていなくて今日宿泊できない。ただし8999ロシアルーブル/泊 払えば別の部屋が用意できるとのこと。
8999ルーブルは当初予約している部屋1799ルーブルの4倍以上!はじめから値段が安すぎるとは感じていたのでこの時点で明らかに詐欺だと気づく。
誰に責任があるか問うとエクスペディアやー!という始末。
このような予約の取り方で個別連絡し高値を吹っかけるのが目的だったのだと思います。ワールドカップの時期だけ出来る糞なやり方、結論としてはこのアパートには泊まりませんでした。3泊目もここだったので当然キャンセル。
トラブル解決のためエクスペディアに連絡
普段だったらまじ糞やなって笑ってから別のホテルを取れば良いのですが、ここはロシアでしかもワールドカップ中の大混雑時期。まず新しいホテルを見つけるだけでも困難で代替えのホテルが3万円ですなんていわれたら地獄。
この時点で朝6時。エカテリンブルグ中心地にあるケンタッキーでオーナーとのやり取りに2時間くらいを費やし大変、我々イライラしています。
といっても野宿では話になりませんのでエクスペディアに連絡するとオーナーに連絡を取ってくれるそうでしばし待機。。。。
すると折り返し連絡があり『オーナーは英語が話せなくて会話にならないのでロシア語を話せる者がいる海外部署にとばすから待機を・・・』といわれまた待機。(オーナーとのメールはしっかり英語でやり取りしていたはずやねんけど)
その後も呆れるくらい、いろんな部署にたらい回しにされ結局6時間くらいケンタッキーにいました。。。。。僕も海外部署とのやり取りを英語でやらされたり、いまいち円滑に会話ができず、4時間前に買ったばかりのSIMカードの海外通話制限がオーバーし使われへんくなったり、、、踏んだり蹴ったりとはこの事か。
せっかくの初ロシアの大切な初日が・・・・まじでしばきたい・・・・この時点が大人になってから一番いらだってた瞬間かも。
最終的には1と3泊目がキャンセルになるなら2泊目もキャンセルにして2泊出来るホテルと最終日泊まるホテルに分けて予約のし直し。
ただし差額分が補填されるかは未定との事でした。協議の上、エクスペディアから連絡がまた来るみたいです。
最終的にエカテリンブルグで泊まったホテル
- ミニ ホテル スヴェルドロヴァ(2泊) 11000円/泊
- エメラルドホテル(1泊) 9600円/泊
価格は試合の翌日なので安いですがエメラルドホテルの方がグレード的にはずいぶん上だったように感じます。
さて、ホテル問題は解決できたものの朝一に着いたにもかかわらずケンタッキーを出たのが昼過ぎになってしまったのでお昼ご飯を探しに行きます。
ローカル民おすすめのピロシキへ
お昼ご飯前にショッピングモールでトイレを探していると『ニホンジンデスカ?』とロシア人の女の子が声をかけてくれました。日本の文化が好きで日本語も勉強しているそうです。
せっかくだったのでロシア料理で美味しいところがあるか聞いてみたところ美味しいピロシキを売っているパン屋さんがあるということで名前はわからないけどと地図を書いてくれたので行ってみることに。
途中でお店がわからなくなりましたが地元の方に聞き、やっとたどり着きました。
ロシアでピロシキはパン屋さんに売られているお惣菜パンのようなものでタマネギ味やチーズ味など色々あり3つ選んで食べてみる。
味は普通の総菜パン・・・でした。
オーダーは
- ピロシキ3つ
- アイスコーヒー2つ
で計435ロシアルーブル
腹ごしらえも終わったので一旦ホテルに戻ります。FAN IDを利用した無料シャトルバスはチケットを持っている国の試合当日しか利用できないので市民の足であるトロリーバスに乗ってホテルへ向かいました。
ロシアのトロリーバスに乗って移動
日本ではなかなか観る事が出来ないトロリーバスですがロシアでは現役でほとんどの地上公共移動手段がトロリーバスです。
どのラインに乗ればいいのか、いまいちわからずでしたが地元の人に教えてもらい乗り込みます。
料金の支払い方法は直接現金を運転手ではなく集金係に手渡します。集金係のおっちゃんかおばちゃんが乗ってきた人全てを記憶して料金をもらうシステム。多分混雑時は機能しませんね。
料金は28ルーブル/人
やっとこさホテルにチェックイン
朝方に色々ありましたがやっとホテルにチェックインできました。
今回1・2泊目に宿泊したのがミニ ホテル スヴェルドロヴァはエカテリンブルグの繁華街からトロリーバスでは10分くらい、歩いても30分くらいなので許容範囲の近さとなります。その途中には定番スポットの血の教会もあるので歩きながら観光も出来ました。
グーグル翻訳を使いながらなんとかチェックインが済んだ後は少し休憩をしてからトロリーバスから見えた血の教会へ歩いて向かいます。
エカテリンブルグ血の教会へ
エカテリンブルグの町並みの中でも目立つデザインの建物が血の教会(フラム=ナ=クロヴィ)です。ニコライ2世が暗殺された場所として有名だそう。
教会の中に入ってみるととても静かな空間で敬虔深そうな人たちが真剣にお祈りをしているようです。今回はワールドカップシーズンなので観光客が多かったのですが普段は地元の人がりようしている教会なのかなと感じました。
神聖な場所なので露出の多い服装や帽子の着用は認められないのでご注意を!
血の教会(フラム=ナ=クロヴィ)の場所
旧ソビエトっぽい雰囲気を感じれる戦車スポット
ソビエト時代の軍史モニュメントや過去使用されていた戦車数台を実際に見る事が出来る場所プロシャジ・ソヴェツコイ・アルミイにたまたまたどり着きました。
僕は全く詳しくないのですがマニアにはたまらないスポットかもしれません。普通に戦車に触る事が出来ます。
プロシャジ・ソヴェツコイ・アルミイの場所
ロシアの餃子料理ペリメニを食らう!
ロシア一発目の晩ご飯!という事でトリップアドバイザーで調べては見たのですがエカテリンブルグには残念ながらあまりご飯屋さんがなく、あっても西洋やアジア料理ばかり・・・ということでロシアの水餃子のようなラビオリのようなフォルムをしたこのペリメニという料理に惹かれこちらその名もPelmeni Club(ペリメニクラブ)というレストランへ!
お洒落なカフェっぽい内装のお店でしたが日本戦前日という事もあってお店のほとんどが日本人で溢れていました。
オーダーは
- ペリメニの盛り合わせセット
- 鶏レバーのパテ
- ソフトドリンク2つ
だったのですが普段全く混雑に慣れていないお店でペリメニとレバーが30分かかり、ソフトドリンクも全く出てこない・・・・
ペリメニ自体の味はラビオリの優しめの味付けバージョンでトマトクリームやクリームチーズベースのソースにつけて食べる初めての味で美味しかったです!
まあこんな祭り事の際に遅い!と腹を立ててしょうがないですし周りも気の良い日本人ばかりだったのでまだ来ーへんなー!とか言いいながら笑って待っていました。
ここで一緒に観戦する先輩が到着しビールを頼んだのですがこちらも全く来ず、30分後にビールがやっと来てすぐに飲み干したあともう少し空いてそうなお店ホテルの帰り道でを探すことに。
エカテリンブルグで日本料理屋さんへ
エカテリンブルグ、何度も言っていますがびっくりするくらい何にもない街でレストランもかなり数が少ない。
最終的にホテルについてしまう前にステーキハウスと日本料理屋さんが隣り合わせであったので日本食が恋しくなりタヌキ(Тануки)という日本料理屋さんへ。
こちらは内装がハリウッドにでてくる日本料理屋さんみたく過剰に日本が演出されていました。味はかなりレベルが高く全く問題ないレベルでいわゆる日本料理を一通り楽しむ事が出来ます。
ここで寿司や焼き鳥などを食べた後明日の日本対セネガル戦に向けてホテルへ早めに戻りました。