簡単に表すとアイスランドは原始的な地球を感じる事が出来る国で、観光客はそれを目当てに世界中からやってきます。
その原始的な地球を感じれるアイスランドでも特にアイスランド南部をオススメします。アイスランド南部以上に、THE地球を肌で感じる事が出来る場所はないとも言えます。
首都レイキャヴィークから日帰りでアクセス出来る南部地域は自然の恩恵を写真に収める最高のスポット。火山に氷河・大地・風と全ての要素が折り重なり、息をのむような光景が作り出されました。
南部観光は
- 定番のゴールデンサークル
- 氷河ツアーへのルート
の大きく2つに分けることが出来、最短で2日あれば(冬の場合は日が沈むのが早いので3日必要)大丈夫です。
観光アイスランドへの旅行を考えているあなたにアイスランド南部地域の情報をシェアします。
僕たちはこのゴールデンサークル・氷河をレンタカーで2018年11月に旅しました。11月のアイスランドの道路状況を知りたい方は下の記事を参考にしてください。
シンクヴェトリル国立公園
※ゴールデンサークル内にあります
ユネスコ世界遺産登録、首都レイキャビクから北東へ約50km
ゴールデンサークルの観光スポット、シンクヴェトリル国立公園はアメリカ大陸とユーラシア大陸の裂け目として観光名所となっています。
2つの大陸プレートが地上に出て裂け目が見えるポイントは世界でもアイスランドだけ。必ず訪れたいポイント。毎年数センチずつ動いていて地球が生きているんだということを確認出来ます。
加えて世界初の議会がこのシンクヴェトリル国立公園で行なわれたという歴史的にも重要なスポット。
シンクヴェトリル国立公園の地図
ハウカダルールの間欠泉
※ゴールデンサークル内にあります
次はゴールデンサークルでかかせない間欠泉。ゴールデンサークル内のハウカダルールにあります。
温泉エリアとして
- ゲイシール(Geysir)
- ストロックル(Strokkur)
間欠泉が集まるのがハウカダルール、その他多数の間欠泉が徒歩で回れるエリアに密集しています。
ゲイシール(Geysir)
ゲイシール(Geysir)は世界で初めての発見され、名がつけられた間欠泉として名を馳せていました。
ですが活動が段々弱まっており今では1日に1回程度の噴出とレア度はかなり高めだが大きさが60mにも達する。
ストロックル(Strokkur)
一方でストロックル(Strokkur)は30mに満たないが約5−10分置きに噴出するので観光客が見やすい間欠泉として人気がある。
周りは強烈な硫黄臭で包まれているが一度目にする価値あり。
ハウカダルール間欠泉エリア駐車場の地図
大きな駐車場があるのでそこに駐車すれば徒歩圏内で全ての間欠泉が見れます。
大迫力の滝
アイスランド南部にはアイスランド内でも指折りのすばらしい滝が3つあります。
- グトルフォス(Gullfoss)
- セリャラントスフォス(Seljalandsfoss)
- スコゥガフォス(Skógafoss)
- スバルティフォス(Svartifoss)
グトルフォス(Gullfoss)
※ゴールデンサークル内にあります
ゴールデンサークル観光において、レイキャヴィークから出発する方向で間欠泉の先にこのグトルフォスがあります。
最大幅は約70m、クヴィタ川から流れ落ちる最大落差は1段目で約15m、2段目で約30mもありアイスランド観光では外せない滝の1つになっています。ヨーロッパで最大級の滝と見なされている大きな滝。
Gullfossとは黄金の滝という意味でここからこの滝周辺を回るツアーコースがゴールデンコースと呼ばれています。
グトルフォス駐車場地図
セリャラントスフォス(Seljalandsfoss)
※氷河へのルート途中にあります
アイスランドの南にレイキャヴィークから2時間、車を走らせると見る事が出来るのがセリャラントスフォス。
こちらの滝は滝壺の裏側に回って滝を見る事が出来る、いわゆる裏見の滝。裏側から滝を見る場合は必ずレインコートの着用をオススメします。
規模も比較的大きく落差は60m。
セリャラントスフォス駐車場地図
駐車場から2分のところに滝があります。
スコゥガフォス(Skógafoss)
※氷河へのルート途中にあります
幅 25メートル 、落差 60 m でアイスランドで最大級の滝。今回の旅で見た一本の滝としては規模が最大だったように感じます。
下から見ても圧巻ですが、横の階段からは滝を上から見下ろすことができる展望台に行くことも可能。
スコゥガフォスの場所
スバルティフォス(Svartifoss)
※氷河へのルート途中にあります
セリャラントスフォスから更に車を南に走らせて30分、ハイキングコースを40分程歩けばアイスランドで一番のダイナミックな滝に出会う事が出来ます。
幅25m、落差60mの滝。他の滝とは異なり不思議な石柱の崖から滝が流れ落ちています。
近くのハイキングロードを歩けば海岸と滝のパノラマビューが。
スバルティフォス駐車場地図
駐車場から滝までは40分程度の山道ハイキングコースをのぼる必要が有るので注意
ヴァトナヨークル氷河でブルーアイスケーブツアー
アイスランドに来たからにはヴァトナヨークル氷河は必ず訪れましょう。アイスランド南部は最大級の氷河エリア。
絶え間なく表情を変える氷河は出来るだけ近くまで近づき最高の経験を得れる機会です。
世界規模で見ても最大級の氷河群がいくつもあるアイスランドですが近年の気候変動から崩れやすくなっており、将来的にも衰退していく可能性が大いにあるので出来るだけ早く氷河を見て下さい。
ツアーに参加すると氷河をスーパージープで駆け上りサファイアブルーのような神秘的な氷の洞窟に入る事が出来ます。
ブルーアイスケイブツアーの集合場所の駐車場地図
全てのツアーではないかと思いますがほとんどの氷の洞窟ツアーは現地集合の場合、ヨークルスアゥルロゥンの河口部分にある駐車場集合でツアーが始まります。
こちらにツアー会社があるのでそこに最低15分前には到着しましょう。
氷河の湖
アイスランド南部にある広大なヴァトナヨークル氷河の解け水が注ぎ渡り、2つの有名な湖を作り出しました。
- ヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)
- フィヤトルスアゥルロゥン(Fjallsárlón)
ヨークルスアゥルロゥンは大きい方の氷河湖で観光客に人気。一方、フィヤトルスアゥルロゥンは小さい方だが見劣りすることはありません。
水源の氷河自体が気候変動で解けてきており、年々その規模は大きくなっていて1956年に計測された大きさより約6倍の大きさに拡大しています。
水陸両用バスで氷河湖の中を突き進むツアーや小さいボートを用いたツアー等、楽しみ方は多岐にわたります。
ヨークルスアゥルロゥン湖はブルーケイブツアーの現地集合場所として利用されているのでツアーの前後で湖に浮かぶ氷河を見る事が出来ます。(駐車場は上記アイスケーブツアーの集合場所と同じ)
ダイヤモンドビーチ
ダイヤモンドビーチはヴァトナヨークル氷河の解け水が溜まったヨークルスアゥルロゥン湖に浮かぶ氷河が海へ流れ込み、氷の塊が波に押されビーチに打ち上がっています。
ビーチ自体は真っ黒のビーチで1m規模のたくさんの氷河が転がっているのです。
ヨークルスアゥルロゥンから徒歩5分くらいで行けるので車はヨークルスアゥルロゥンの駐車場においたままでも大丈夫です。
専用で駐車場もありますがその場合は橋を渡る直前に右折すればたくさんの車が駐車されていますのでそこに駐車して下さい。
ブラックサンドビーチ
※氷河へのルート途中にあります
アイスランドの最南端にはすばらしい黒のビーチReynisfjaraがVik(ヴィーク)にあります。
黒い玄武岩の小石のビーチと海岸添いの崖にある柱状の岸壁のコントラストは圧巻で観光客の人気スポット。
岸壁は渡り鳥などの巣もたくさんありバードウォッチングも出来る。
放棄された飛行機
ブラックサンドビーチのすぐ近くにまるで映画のワンシーンかのような光景があります。
1973年アメリカ海軍の飛行船が燃料切れにより墜落しました。幸運にも犠牲者は出なかったようでその飛行船が今でも放置され続け、ついには観光名所になっています。
放棄飛行機の駐車場の場所
駐車場からは歩いて45分くらい。先の見えない砂利道をひたすら歩いてたどり着けば歩く価値があったとうなずけるはず。
ブログレポはこちら
2018年11月に実際に僕たちが言ってきたアイスランドレポはこちら
ゴールデンサークルに行った2018年11月アイスランド観光2日目の記事
氷河ツアーに行った2018年11月アイスランド観光3日目の記事
スコゥガフォスや放棄飛行機に行った2018年11月アイスランド観光4日目の記事